5000年の歴史を持つはんだ、これをカン・コツでない
デジタル(ロボット化)はんだ付を実現させ、
環境保全に貢献できる自動車電装部品の後付け工程用市場に
貢献すると公言し、他のすべてを投げ捨て一意専心を決め込んだ。
早いもので15年が過ぎ、年商20億円までの商いを
お任せいただくまでになった。
開発初年度の2008年、リーマンショックで先行き真っ暗で
あった。1993年にナカテックが倒産し、
最強のサラリーマンを目指したが挫折、捲土重来で創業した1995年、
いきなりの阪神淡路大震災。
肩を叩かれる齢(よわい)53からの挑戦であったが、
自己資本比率80%以上の超優良企業として成長できたのは、
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- 度重なる「0」からの旅立ちによる不退転のWILL。
- プレスメーカから専用機メーカとして幅広い工法を開発してきた50年間のキャリア。
- ブランドメーカに成りたいという強いあこがれ。
ブランドメーカに成りたいという強いあこがれ。
以上が原動力となりしつこく粘り強く立ち向かった結果。
いい市場、いいお客様、スタッフ、仕入先様に恵まれたのは
偶然ではない、求めたからこその必然性。
思いだけでは商いは成立しない。
いいお客様は、良い商品を求める。超一流のメガサプライヤーに
狙いを定め、商品をスパイラルアップさせ進化を得た。
- 高品質はんだ付工法の実証、普及。
- 生産性向上のためにメカトロ機能見直し。
- 高熱量ヒータの開発。
- 一列多点同時はんだ付工法の確立。
- お客様の100の要望を織り込む。
- 多列多点同時はんだ付工法発表。
センサー、ソナーから始まり、ミリ波レーザやインバータまでの
はんだ付と二年に一度のバージョンアップを繰り返し領域を
広げた。思い出すだけでも背筋がぞ~っとするくらいの
不良との戦い、二度と経験をしたくはないがものづくりに
携わる以上品質との戦いに終わりはない。
スパイラルアップさせるには健全な財務状態があってこそ
脇目も一意専心出来る。財務状態は大手信用調査会社
に開示、上場企業並みのコンプライアンス遵守、実質無
借金を達成したCOOの経営手腕を発揮した15年間を
次回振り返ることにする。