いい学校に入り、いい会社に入る、そして出世し、故郷に錦を飾る。
昭和だね、「故郷に錦を飾る」今や考えられない。
まず故郷って思い出はあるがあまり意識する事はない、
冠婚葬祭等での親戚及び近所付き合いが色濃く残っていたが、
今や、三組に一組が離婚し、核家族化、スマホ中心の世界となり、
田舎に郷愁を感じるという気持ちが薄れてきた。
世界一幸せな国ブータンも、スマホが普及して自分達はなん
と不便で貧乏なのかと気づかされて幸せ度が駄々下がりと聞いている。
「故郷に錦を飾る」は、死語として認定する。
「いい会社に入り出世する」あれだけ日本のために働き、世界
と戦い、雇用を拡大し、税金をたんまり払っていてもマスゴミに
叩かれ、政府は海外の顔色を窺い根拠のないEV化を進める。
TOYOTA自動車会長の怒りは十二分に理解できる。
「いいものを作るいい会社」が現場の血と汗の積み重ねを見ぬ
振りする世の中からリスペクトされないならこの国から出ていき
たくもなる。働きアリに群がるキリギリスどもよと思ってしまう。
「いい会社に入り出世する」は、生きるための一つの立派なコ
ースである。そこにはいい仕事をするが必須条件となる。
いい仕事をするために「いい学校を出る」は、一理あるがマスト
ではない。学校の学びは社会で役立つ要素は限りなく少ない
のだが、競争による劣等感を育む機能だけは立派に果たしている。
いい会社に入り出世した半田はんの更に何かを求めての転職に拍手を送る。
ある程度の年齢と、ある程度の役職では
その先いい仕事ができないのが今の大企業。
いい会社でいい仕事をし続けたいいは当然の欲求である。
「創造は無限大」わたしたちは、事業や製品の枠にとらわれず、
あらゆるモノの「新しい価値」を常に創造し続けています。
と謳う会社を経営する友人からの誘いに大企業から中小企業
へと歩む人生の選択をした。
出会いと選択と意思決定は試練をしょい込む事が多いが、
自らの手で未来を切り拓ける事を約束してくれる。
人生は長いようで短い、意思決定ができる若さがある内が華。
半田はんの新天地での活躍とそろそろ一献傾ける余裕が
できますようにと祈願する。