「社長入院しているの?」
夜分にいつもお世話になっている一列多点付はんだ付ロボットRZbee
tleを科学的に分析し買い求めていただき、更にブラシアップしてくれた
お客様のFUKUさんからメッセージが届いた。
どうやら先週のパラットニュースに書かれていた、
「電動ベッドに横たわる寝たきり老人状態でのNETFLIX見放題」が
ミスリードしたようだ。
「ごめんごめん、入院患者ではなく、ベッドをリクライニング化しようと電動
ベッドを購入して使っているだけです」と弁明の返信。
同じくRZbでお世話になったKOBAさんにもご心配かけたようで「よろし
くお伝えください」で終止符。
心配されるような歳になったことを自覚しないといけない。
FUKUさんとKOBAさんの会社から寝たきりに成るくらいの仕事が舞い
込んでいる。この8月は過去最高の月次売上を計上する。
ロボット台数は21台、消耗品やオプション含めて販売額は3.6億円
の予定と担当部署から報告があった。
前期も、前々期比1.7倍、今期は更に前々期比2.5倍の売上げが
見込まれていると報告が上がってきている。
COOの経営戦略、1.3拠点展開2.強力なOEM体制構築3.標準
化が功を奏し計算上は、年商50億円近くの処理能力がある会社と
なる。今のスタッフがこのまま経験を積み重ねていけば更にいい会社とな
るのは間違い無しと、一線からわからん程度に後ずさりしながら最後の
仕上げをする寝たきりが感じる今日この頃。
前期の注残が漸く捌けた8月となった。9月からは今期受注分の出
荷が始まる、青息吐息でなんとかここまで辿り着く。
「だからといってほっと一息つけるくらい世の中は甘くない」と身体が反
応している経営者の身体は未だ顕在。
現場はスタッフが廻している、形あるものはすべて仕入れている。
振り返ればそこにPARATを長い目で見ていただけるお客様と日々成
長を遂げる素晴らしいスタッフ、そしてPARATの成長に同期していた
だいている優秀なるサプライヤーの皆様方「ほんまにありがとう」と物言
わぬディスプレーに囁く。
売上が2.5倍になろうともスタッフは微増、残業は相変わらずゼロ、
だけどお客様からの負託を「ものにする」、ものづくりだからこその人として
の成長がここから得られる、勿論応分の収入も洩れなくついてくる。
言い訳メッセージを返信したその日に上町テクニカルセンター一階に降
りる、なんとそこにはFUKUさんとKOBAさん同じ会社の一点はんだ付
ロボットRZaの実績を残してくれたSEIYAさんが現場で陣頭指揮し
ているではありませんか。
仕事の合間に5階の役員室で旧交を温める。
ものにしてきた者達だからこその「温かいもの」を感じる、やはり寝たきりで
見るNETFLIXより事実は面白い。