「あきらめる、その言葉はネガティブでない。あきらめた
先に活路あり」昨年、梅田本社から中津LOGIXへ
とテクテクと歩く道すがらお寺さんの掲示板に貼られた
半紙に毛筆で書かれた文言に目を奪われた。
時の流れに身を任し、
「為すが儘」に生きる。
「有るが儘」に生きる。
も良いが、
「有りの儘」の自分に戻りたい。
「あるべき姿」-「現状」=「課題」それを解決すために
身を投じてきた者として、見過ごしてきた書生っぽい文
言に立ち止まり熟思黙想(じゅくしもくそう)する事が増
えてきた。
齢(よわい)を重ねたからこそのお年頃が己をそうさせる
のであろう。
10月内にDEMO動画完成させ、11月から本格的に
販売開始!とCOOから号令を掛けられた。
「2008年から構想を温めていた1200Wの最強セラ
ミックスヒータ搭載したMAX30点多列同時はんだ付ロ
ボットがいよいよ本格的に販売開始。
上町テクニカルセンターでもはんだ付評価(RZ-AT)
実施中。
はんだ付パターンは自由、38mmx20mm(最小ピ
ッチ2mm)の中なら30点まで自由にはんだ付が出来
ます。
いままでもあった維持管理システムで必要とされたノズル
清掃機能は勿論の事、ノズル交換が熱くて無駄な冷
める時間(15~20分)を削減するために60秒でノズル
交換が自動でできるANCシステムを搭載しました」
というPR文を作成できるDEMOが無事終了。
評価当日は、和歌山県田辺市からIWOさん、上町か
らはATSUSHIさん、SHINTAROさんがSYARTボタン
を押し動画撮影。
DEMO動画仕様は、基板材はFR-4、外層35μmm、
内層70μmm、16点(内15点使用)すべてベタパター
ンで5列ある評価用4層基板を使用した。
2列x15点のはんだ付の時間はノズル先端温度330℃
ではんだ時間が驚異の3.5秒。
2008年にRZ工法の一点はんだ付に着手した時はあれ
だけ苦労したのに、カンタンにはんだが上がった。
「有るが儘」の多列多点同時はんだ付ロボットRZconte
に幸あれと近所のすし屋で開発スタッフ達と杯を重ねる。
ホットする。