中国発のコロナ禍ロシア発のウクライナ戦争。
2020年を境に大きく経済や防衛に対する方向
性の転換期を迎えている。
家庭用電気料金は151%に上昇。
(2021年2月と2022年10月比較)
木材価格が172%に上昇したウッドショック。
鉄の価格が178%に上昇したアイアンショック。
アルミ価格は220%コスト上昇している。
(以上2020年9月と2022年9月比較)
我が業界で重宝されるアルミ、ニッケルは過去
最高値を更新中。
アベノミクスでインフレターゲット2%としてき
たが、2022年10月のインフレ率(CPIコア)は、
前年比+3.6%と3.0%台半ばまで上昇した。
材料インフレだけでなく人手不足で、今年の春
闘で人件費も大きく上昇する。
「30年のデフレの中で、日本は数多くのものを
失ってきた」とブースカ言ってもそれは過去。
まだまだ美しい山河があり、最先端な利便性の
高い都会もある、そこで暮らす人々も大多数清
楚で礼儀正しい。
ものづくりに真摯に向き合っている企業も沢山
いる。
物は高い所から低いところに移動し、均衡を保
つ。バブル崩壊以降、今までの30年間に何を志
し、何をしてきたかでこれからの30年が決まる。
ビッグビジネスチャンス。
安きに流れてきた企業はそのままどん底まで低き
レベルまで流される。
ブースカ言えば販売が増えると勘違いしてきた新
聞・雑誌・TV業界がその典型。
日本を離れ安きを求めジプシー生活しているビジ
ネスモデルもしんどい。
多店舗(フランチャイズ)展開も平均点品質では
山高し、直ぐに底深しで5年も持たない。
戦後直ぐの思考・思想そのまま押し付けてくる思
考停止人も鬼籍に入り化石となる。
時代に即して生きるために変化し、進化する人々
への邪魔者が少なくなる事は経済的。
エネルギーの高騰は東日本大震災の教訓を活かし、
カーボンニュートラルを見据えながら生きて行く
ための条件付き選択としてリスクを共有しながら
原発再稼働へと導かれていく。
コロナがあろうと震災があろうと戦後年齢調整死
亡率は低下し続けている。
人類の科学的挑戦が「命」を救っている。
販売価格が上がれば、愚直に地球に良い品質を提
供する歴史を持つ会社が有利になる。
インフレスライドでの値上げは大阪の商人として
沽券(こけん)に関わると全製品の品質と生産性
のアップグレードを条件に実施した。
果たして、PARATはこれからに羽ばたくだけの変
化を為しえたかの結果が出る。