年末を迎え千客万来、出荷前立ち合い、
来期以降の投資計画。納期や対応に関する
耳の痛いお話も含まれる年の瀬。
モデルチェンジ機種の立ち上げによる
初期トラブルも相まっててんやわんやの大騒ぎ。
開発機種はすべからず社内でパイロット生産
するのだが今回は受注状況の絡みもあり垂直
立ち上げ。
最終検査は上町FAB内で実施し出荷、
前工程の調達・加工・組立はすべてを外部委託する
OEM。所謂、ファブレス型ビジネスモデルで
市場からの負託に応え、ブランドを維持している。
来年はいかにしてこの暴れ龍と化したモデルを
標準化、平準化する事により沈静化させ、
天に駆け上がる昇龍とするかが経営手腕。
納期の乱れを正す為に、制御盤組立を一部
を内製するための特別プロジェクトを編成。
超ベテランの一人親方「NAGANO-SAN」の
基に各部署から7人が入れ替わり、
立ち替わり生産ラインに参画。
前段取りの重要性を認識させ、工程進捗情
報を共有・連携することによる管理をもって
目標納期を達成する。
このプロジェクトは役割や道具立ての重要性、
PDCAサイクルを廻すメリットを学ぶ
ロールプレイングに成っている。
素直な若さは出来ないことも「出来る」を証明
して見せている。眉間に皺を寄せることが多い
CEOも好々爺。
上町FABの取組みは本社との連携と共有にも
役立ち全体的なSKILLの嵩上げにも役立って
いる。
困難に立ち向かって、逃げない、投げないこそ
の成長は見ていて清々しい。
標準化の後に待つ、陳腐化。
3年先を見据えて、市場を飽きさせない温めて
いた新製品の構想をいよいよスタートさせる。
「新製品それまでに、お客様、スタッフが
RZはんだ付ロボットを簡単に正確に理解できる
RZ3D解体新書を完成させてこその標準化です!」
という声がウメキタにある本社から聞こえてくる。
2026年までの投資計画を開示いただいた
お客様に感謝し、龍の頭を撫でる。