自己破産手続により免責許可決定を得られた、いざ法人
化行きたいところであるが資本金をいくらにするかであるが、
当時の税理顧問は有限会社や資本金1円を推奨してい
たが聞く耳を持たなかった。
優良企業との商いを前提としたので資本金1000万円と
した。免責されたとしても銀行融資を得ることだ出来ない、
さてこのお金どこから調達するかが課題であったがナカテッ
ク時代の経営の経験から勝算はあった。
丁度、松下電子部品社からナカテックの装置がタイへ輸
出される事となり装置のチューンナップを依頼され、仕入れ
が少なく実入りが多い売上があった。お客様は、15日締
めの当月末現金支払い。PARAT DOは、末締めの翌月
末現金振り込み、15日間お金が1000万以上口座に寝
る期間を発見。法人口座を銀行に開設し、個人会社から
1000万を振り込み資本金として使えた。素晴らしいアイデ
アのお陰で株式会社PARAT DOを設立できた。
二度目の社長就任、過去を活かしていけばなんとかなるも
のである。
今期30周年のPARAT、3月末の決算数字は、年商25
億円、自己資本比率80%以上という超優良企業として
今期も無事終えられるという報告を受けた。
実質無借金経営である、銀行への保証者や担保設定不
動産もない。二代目以降の経営者が破産に怯えることも
なくビジネスに一意専心できる環境までに成長できた。
<超優良企業になるまでの道1>
40年間経営者としてものづくりに向き合い、事業をHOP、
STEP、JAMPの三段跳びで幕を下ろした。
いかにして、過去の経験を活かして電動化・自動運転化に
欠かせないRZはんだ付ロボット事業を立ち上げたか?
次週に続く。