「想像から創造」するものづくりは楽しいけれど、
0→1までは無の苦しみを味わう。まずお客様が求めるモノなのか、
市場があるのか、モノの性能を出せるのか、ヒト・モノ・カネが伴うのか、
得た情報が正しいのかすべてがゼロからなのだ。
1台売れれば、10台、100台と採算ベースを考え販売に力が
入る、それだけではない同時に品質保証、生産体制が求められる。
過去の経験から、どうしても眉間に皴を寄せ必死にパッチで
向き合う息つく暇のない日々に「楽しさ」が消え伏せていく。
現在、PARATの名誉顧問であるが神戸市東灘区で隠れ家
OFFICE「KAMOCO」代表として企業支援事業を行っている。
PARAT-CEOから中途採用者の教育を依頼され、会社の歴史、
開発・販売・経営・お客様への向き合い方を動画で表現し
そのシナリオを基にした講演内容を求められた。
「コンセプトは<ROMAN>、RZ事業始まった2008年から
二人三脚でゼロから始め、リスクだらけの中で苦労は
人一倍背負いましたが、そこには希望がありました。
東大阪から本社はウメキタへ、テクニカルセンターは上本町へ、
夢や理想があったからの冒険であったと思うのです」
熱く語るCEO。
戦争を知らない世代としていたが、戦後を引き摺る事に殊更
違和感を覚え新しい試みを幾度も試みてきた。
しかし、理想を語ってもどうしても成り上がりの域を出ない。
現場上がりのガラの悪いおじさんの側面を持ち合わせる。
創業者としての藻掻きながら歴史にはロマンがあったからこその
今だよな。
CEO曰く、「想像から創造」を基に年商30億円までに
成長させたRZビジネス、過去・現在を振り返り、未来を想い描けば
年商100億円まで見渡せる。それを100年ロマン宣言
「PARAT BIZ ROMAN」として動画編集してください」
<100年ロマン宣言「PARAT BIZ ROMAN」2>
はんだ付ロボットを終(つい)の商品開発チャレンジしたのは
ベンチャーキャピタルから迫られたからこそであるが、最後の花道となる
ブランド力を持つ合理化設備については長きものづくりに携わってき
た経験が活かされた。
国内での設備業界で拾い仕事はあっても今更新規挑戦できる
ようなリングはなかったが・・・・・・。