PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょparatnews220905   Hi-Endはんだ付ロボットconte発進!
2022/09/05 PARAT NEWS

2022**PARATウイクリーハプニング**2022

 

Hi-End機種「RZ-conte」、

Tier1に9月2日出荷。

ノズル自動交換&機差自動

補正機能付き、多列・多点

同時のはんだ付ロボット。

 

2009年に販売した当初から

多点同時のはんだ付ロボッ

トを自動車市場から要求さ

れていた。

当初はセンサーやスイッチ

等の熱引きが小さなデバイス

へのはんだ付けであったが、

熱引きの大きなEPS、電池

パック、インバータと対象品が

広がって来ている。

自動運転用のデバイスも増

えて来た。

 

2年前に、Θ軸付き一列多

点同時はんだ付が販売され、

12点同時が世界中の工場

に出荷されている。

電源やコモン、信号ラインと

熱引き量が異なってもドカー

ンと3秒内外で高品質にはん

だが上がるのだから売れない

訳がない。

 

これで満足するPARATでは

ない、いやお客さんでない。

1.高カロリーヒータの短寿命。

2.キャリブレーション、アライメ

ント時間が長い。

3.HMI制御品質が低い。

この課題をRZ-conteですべて

課題解決する目論見であった。

ほぼ解決した。

 

課題解決だけでない、長納期

品による仕入れ商流の見直し

が襲ってくる中での設変含め、

悪戦苦闘の道程(みちのり)。

 

商品開発はお客様に喜んでい

ただいて初めてEPSODE1を終

える。

社内的には、品質を担保された

ものが標準品として販売管理シ

ステムMimosa-sysに登録され、

生産計画もFIXされた状態とな

る。

技術者的には荷を降ろしたくな

るが、そうは問屋が許さない。

1.マニュアル出来た?

2.評価機できた?テストできる?

3.初期トラブルシューティング体制

は?

と目白押しに業務が連なる。

ここが息切れPOINTで、お客様か

らアフター体制の不備にお小言を

頂戴する原因である。

 

これも、連携と共有をもって標準

化という命令が周知徹底されてお

れば一人前の会社。

 

本件は素直で愚直なスタッフに委

ねた事により随分改善されてきた。

経験の少なさによる「?」は多いが

やることが明確なので日にち薬で

良くなっていく。

 

RZ初期モデルから携わってきた実

弟、定年退職し、晴耕雨読する

和歌山県周参見からの長期に渡

る技術支援も山を迎えた。

 

「岩男さん、ご厚情を賜り、衷心

より感謝申し上げます」

と認める時期が目の前に。

 

Hi-Endでの改善内容を

RZ-ant&beetleにも織り込む。

今日も明日も、「想像から創造」

が止まらない。