2022**PARATウイクリーハプニング**2022
近鉄大阪線の踏切を渡ると児童公園が目に飛び込んでくる。
近鉄大阪線の踏切を渡ると児童公園が目に飛び込んでくる。
頭上に雨宿りにうってつけの道路が跨ぐ跨線橋(こせんきょう)がある。
半年ほど前からだっただろうか。 跨線橋の橋脚基礎部にあるコンクリ ートに腰掛ける中年の男性を発見。
半年ほど前からだっただろうか。 跨線橋の橋脚基礎部にあるコンクリ ートに腰掛ける中年の男性を発見。
出勤通学のために足早で踏み切る住人の目を気にしながらキョロキョロそわそわしちょこんと座っている。
出で立ち(いでたち)は黒のウインドウブレーカーに黒のパンツ。
大きめの黒のスポーツバッグを両サイドに置いている。
髪型含めこざっぱりとしており、コロナ禍か?早期退職か?
定かでないが職と住を無くしたばかりのサラリーマンが翼を休めているように思える。
存在を意識した時から、毎朝そこに座っている。
存在を意識した時から、毎朝そこに座っている。
一か月、二か月と雨が降ろうが、晴れていようが、寒くても同じ出で立ちで座っている。
時が経つに連れて余裕が出てきたのであろう悠々自適にスポーツ新聞を読むようにと変化してきた。
三か月経った頃から朝寝をしている、 ふと気づくと帰宅時間には忽然と毎度姿を消しているではないか。
時が経つに連れて余裕が出てきたのであろう悠々自適にスポーツ新聞を読むようにと変化してきた。
三か月経った頃から朝寝をしている、 ふと気づくと帰宅時間には忽然と毎度姿を消しているではないか。
夜は住んでいないのか? 今朝は、ごろっと寝たまま、まるまった 背中に老いを感じる。
浮浪者とは思えないおじさん。
浮浪者とは思えないおじさん。
不憫とも思わない、齢(よわい)を重ねたからこそ見えてくる人様の生業(なりわい)、
独りで勝手気ままに、 悠々自適ならばそれもいいじゃないかなとも思う。
これから初めての冬がやってきます、 お身体をお大事に。
これから初めての冬がやってきます、 お身体をお大事に。