猛威を振るう。
3月13日からマスク着用が個人の判断となっ
たが着用率に全く変化がない。
2008年に開発を着手したRZはんだ付ロボッ
トのような新しい商品やサービスがどのように市
場に普及していくのかを分析した理論をイノベ
ータ理論を元に下記の5つの層を想定し、市
場を開拓してきた。(現状は3層と見ている)
1.イノベーター(革新者)2.5%
2.アーリーアダプター(初期採用者) 13.5%
3.アーリーマジョリティ(前期追随者) 34%
4.レイトマジョリティ(後期追随者) 34%
5.ラガード(遅滞者) 16%
コロナは感染症の5類型で今もなお2類。
就業制限や入院勧告があり、3月は受検・卒
業・入学と重なる事や、去年の12倍、10年に
一度の花粉の飛散状況を鑑みればこの時期に
は日本人が保守的な行動を取る事を容易に
判断できる。
マスク普及をイノベータ理論考えてみると、7月
頃に漸く90%の普及率と見る。
混雑率120%位(150名程度)の通勤電車で
観察すると1車両に数名程度が現状。
革新的な行動に喜びを感じる少数派のみが車
内でマスクを外している。(1層)
情報収集の下、新たなベネフィットを求めるアー
リーアダプター。WBCの観客席で10%程度、海
外では90%位が外している。
花見で騒ぎ、春の陽気に誘われ、花粉が収束し、
入学式が終われば20%近くが外す事が期待でき
る。(2層)
アーリーアダプターとマジョリティには「大きな溝」が
あるのでGW明けの5月8日から2類から5類
に移行という大きな変化点で流行に遅れることを
嫌う人々が動きだし、半数がマスクする。(3層)
半数がマスクを外し、マスクの功罪をマスコミが取り
上げて来れば6月頃から多数派に乗り遅れまいと
着用が84%までに増えるだろう。(4層)
問題はラガード(遅滞者)が何%まで残るかに興味
を覚える。
熱しやすく、冷めやすい日本人ならお盆休みまでには
病人以外は誰も付けていないとなるのだが。
RZ製品が2層から3層に移行したと実感したのは、
自動車の電動化に欠かせないインバータへの採用が
決まった時だった。
3拠点体制、全製品のUPGRADE、積極的な人材
採用の決断を支えた一つがイノベータ理論だった。
今は、毎日がイノベータだが7月と言わず開かれたコ
ミュニケーションができる日本が早く来ることを心待ち。