崖っぷちの人生とよく言うけれど、どの辺りまでが「ぷち」
なのか今ひとつわからない。
命に関わるようなん危険な切り立った所の縁(へり)に
いる様な状態を言うのだろうが、安全柵が設置されて
いたり、命綱を付けた状態では怖いけど命には関わらない。
怖ければ崖っぷちに行かないし、観光で恐る恐る東尋坊の
崖から目が回るような海を見て「ジャンジャンジャーン」
火曜サスペンス劇場オープニング曲(フラッシュバックテーマ)
が流れてくる程度の「ぷち」もある。
しかし、人生での崖っぷちは目に見えなく、相撲の様に
徳俵があるのかも分からずズルズルと奈落へ。
はんだ付ロボット販売するにあたり、有償評価試験で
はんだ付条件を求めることができて始めて
注文をいただく事にしている。
サービス名はRZ-AT(Anser Test)、RZはんだ付ロボットで
良品はんだ付出来るか、出来ないかお答えするもので
あるから「Anser Test/AT」と言うサービス名とした。
はんだ付工程条件を求めるために、プロセスウインドウ
(Process Window)と言う製造プロセスの一連のパラメーターを
含むグラフを使用する。
良品が求められる領域と不良品が出現する不安定な
領域をプロットしていく。
新製品評価が多いので中々n(数量)はいただけない、
良品と不良品の境界いわゆる崖っぷちをいかに効率よく
求めていくかがRZ-ATのポイント。
良品領域の真ん中が条件であるので、その領域が広ければ
広いほど外因によるバラツキを吸収できる。
この領域を大きくするのははんだ付時間や伝熱温度
だけでなく、製品やノズルの設計変更を促し最適化を
図るのもRZ-ATの仕事である。
楽しいや自由と言った領域を求めるにはつまらないや
窮屈を味わってこそ自分なりの大きな領域が求められる。
環境や価値観の変更を促せば更に最適化され大きな
エリアが得られる。
安定した経営を求める。
経営は現場のキャリアの到達点、ほとんどの人が初めてに
挑戦する。「ぷち」は、経営の蹉跌(倒産)で知ることができる。
この「ぷち」は、死を招く事もあり沢山の悲劇も伴うことがある。
蹉跌を経験し、リベンジを果たした者として「ぷち」が
見えているだけに肩の力を抜いて経営に向きあえる。
<次週に続く>