東京は8月末で今年22回目の猛暑日、過去最高を
記録したと報道されるが、クマゼミが昇天し、アスファルトの
道路に転がる。夜になるとセミに替わり
こおろぎの音が枕元に届く。
夜の静寂(しじま)身を鎮める、顔をなでる風がなんと
爽やかな事か、秋の気配に夏の「ぷち」を感じる。
大阪の年間月平均気温は1~33℃、湿度は57~72%、
快適は25~28℃、湿度50~60%と言われる。
四季折々の変化を楽しむのであれば問題ないが両方とも
快適条件が合致する月は一月もない。
比べてハワイは23℃~28℃、湿度は59%~70%と変化
するが快適条件は年中ほぼ理想的に合致する、
いつ行ってもリゾート気象である。
「ぷち」条件により住むところ、リゾートする処を決めるのも面白い。
裕福な家庭、高学歴、大企業のようなエリートコースで
齢を重ねれば右往左往することもなく、紆余曲折の
人生を歩むことも少ないが、世の変化で快適条件は一夜
にして変化することは多々ある。
経営コンサルタントや経済学者は経営者には向いていないと言われる。
人々が営む市場やヒト・モノ・カネは波瀾重畳、
デスクワークやヒヤリングだけの一筋縄での
やり繰りだけでは到底対応できない。
高利益による内部留保や、市場の優位性だけが経営安定条件ではない。
5~10年間の積み重ねの積算だけであり、誰も明日を保証してくれない。
変化する市場の崖っぷちの「ぷち」を見極めながら
プロセスウインドウを広げる手をいつも打つ事が重要。
■2008年から実践している4項目。
1.「自動運転・電動化」市場に目を付け、備える。
2.はんだ付条件のプロセスウインドウを常に広げる。
3.科学的な思考で対応してくれるユーザに商いを絞る。
4.儲かる仕組みを常に構築、改善していく。
経営の蹉跌を迎えるまでと比較した。
売上は倍以上になり、利益は10倍近い、オーナの生活できるか
否かの所得も今や高額納税者。
「ぷち」を経験し、鍛えられリベンジによって再起成功を
収めた人を業界では「プチブル(ブルジョア)」と呼ぶ。