あの暑かった夏は何処?
いきなり秋深し、手入れしていないマンションの
花壇にはエノコログサ(猫じゃらし)が花を付け、
合間に可憐なる曼殊沙華(彼岸花)数輪が盛りを過ぎ、
色褪せて落花を待つばかり。
未だいつもと変わらない通勤を重ねるが半月先の
11月3日が来れば古希にリーチ、最前線での
若きスタッフとのお仕事が退色を遅らせ、
老体に鞭打つ事無く、精気を宿らせながら席に着く。
RZノズル式はんだ付ロボット事業を100億円と
2010年にビッグマウスから発せられたが
年商20億円位で席を離れると予想する。
100億円ビジネスの花を開かせるために種を巻いて
おく必要がある。
言葉として、画として、映像として残していく
作業が精気を継続させ、糧を得る。
2024年4月になれば創業から30回目の事業年度となる。
RZはんだ付ロボットも開発に着手してから15年、
区切りは一つのゴール。ゴールまでに成し遂げる、
ゴールすれば事業に携わった者たちとの祝杯に
酔いしれる。
「RZ-3DX解体新書、真面目に早く仕上げてください」
それこそ老体に鞭打つようなリクエストが梅田本社の
COO席から上町FABの電話に届く。
幾つになっても納期に追われる日々、マグカップに
バンホーテンココアの粉末を入れ、ウオータサーバから
熱湯を注ぎ、肩でため息を大きくつき、一口口腔内に。
秋の晴れた朝は、ココアが似合う。
月末までに「採用者向け会社PR動画」をアップしなければ、
企画書・シナリオ・撮影・編集はほぼ一人、解体
新書の前に立ちはだかるテーマ。
スタッフも日に日に成長し、ビジネスモデルも目鼻がついてきた。
幸せなことにお客様からの込み入った電話や
メールがほぼ無くなってきており「想像から創造」仕事に
集中できる。
これ以上キーボードをパラットニュースに割く訳にいかない、
解体新書に求められる情報のデータベースのあるべき姿、
各部署に要望をリクエストし、
来週の販売ソリューション会議までの資料作りしなければ、
なんぼでも仕事が湧いてくる。